March, 21, 2017, 東京--古河電気工業(古河)は、高出力化に適した波長可変レーザチップを新たに開発し、小型ITLAの更なる狭線幅・高出力化を実現した。今後サンプル提供を開始し、その後速やかに量産体制を確立する。
古河電工は、長年培ってきたInP (Indium Phosphide)半導体チップ技術により、独自の回折格子構造を持つレーザアレイと低損失光カプラをモノリシック集積し、世界トップレベルの高出力化と狭線幅化を同時に実現した「狭線幅・高出力 小型ITLA」の開発に成功した。
この高出力・狭線幅化は、古河の持つ高精度パッケージング技術により消費電力など他の特性を損なわずに、従来と同等以下のパッケージサイズで実現した。コマンドインタフェースはOIFで標準化されている規格に対応しており、光通信機器への導入が容易になっている。
製品の特徴
波長可変幅: 1528~1564nm
光出力: 19dBm
波長安定性: <±2.5GHz
消費電力: 5W
サイズ: 37.5×20×7㎜
(詳細は、www.furukawa.co.jp)