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MTIとAirbus、レーザプロテクションソリューションを共同開発

February, 24, 2017, Halifax--メタマテリアル・テクノロジーズ(MTI)と同社の光学フィルタ部門、Lamda Guardは、航空機メーカー、エアバス(Airbus)と契約してレーザ保護製品metaAIRを航空機製造向けに検証、認定する。
 2014年、MTIは、metaAIRをテストし調整するためにエアバスと最初の契約に署名した。metaAIRは、柔軟なメタマテリアル光学フィルタで、航空機を狙う有害なレーザビームに対して視覚保護のために設計されている。
 商業航空機を標的にするレーザは世界的に増加しており、レーザポインタはどんどん出力が向上し、価格が低下している。レーザは、飛行の重大局面でパイロットを混乱させ、一時的な視覚障害を起こすことができる、2015年、連邦航空局(FAA)によると、報告されたレーザ事故は、商用航空機で約2倍に増加し、7703件となった。2015年、UKの民間航空局(CAA)には1439件のレーザ事故が報告されており、Transport Canadaは約600件のレーザ事故を報告している。
 エアバスのチーフ製品セキュリティオフィサ、VP、Pascal Andrei氏は、「事実とクライアントとの話で、コックピット照射が実際にあり、緊要かつ頻度が増加していることは分かっている。metaAIRは、われわれの顧客にとってメリットがある。また、metaAIRには、商用航空機部門だけでなく、可能性のあるアプリケーションの数は増えると見ている」と話している。
 metaAIRは、レーザ攻撃に対して視覚を保護する高級製品。レーザから保護するように科学的に設計された誘電体(非金属)光学メタマテリアルフィルタ。metaAIRは、入力光と相互作用し、それをブロックし逸らすように設計されたナノパタンデザインを用いるポリマ材料から造られる。