September, 26, 2016, 東京--テクトロニクスは、光変調アナライザ(OMA)ソフトウェアの強化を発表した。
最新のリリースでは、一つの測定システムでマルチチャンネルのコヒーレント変調方式の検証が可能になる。複数のOMAの校正、制御が行え、異なった波長、ファイバのコア径など、複数チャンネルからのデータを簡単に取込み、同時に解析することができる。
テクトロニクス、パフォーマンス・オシロスコープ、ジェネラル・マネージャのBrian Reich氏は、「今回発表するOMAソフトウェアの新しいリリースは、QAMまたはDP-QPSKなどの最先端のコヒーレント光通信、ネットワーク技術の開発エンジニアによるマルチチャンネルのテスト作業を改善する。複数のOMAシステムのセットアップに要するコストを抑え、複数のOMAハードウェア・システムからデータを受け取ってから、校正し、同期するまでの時間を短縮する」と話している。
今回のリリースには新しいビジュアルOMAセットアップ・ツールが含まれており、オシロスコープとコヒーレント・レシーバのフロントエンドの再構成が行えるため、同じハードウェアでPAM4の研究、DP-QPSKテストにおけるチャンネル数の増加など、さまざまなアプリケーションに対応できる。
空間(モーダル)分割多重化の使用により、マルチチャンネル・コヒーレント研究のニーズは高まっており、OMAはチャンネルごとのデータのダウン・コンバート、デジタル化が求められる。マルチキャリア通信アプリケーションでも、波長分離がOMAの帯域以上の場合は、波長チャンネルごとに1台のOMAが必要になる。