March, 7, 2016, Pittsburgh--II-VI社(II-VI Incorporated)は、NG-PON2ブロードバンドアクセスネットワークの上り伝送用に設計されたバーストモード利得制御光増幅器のプロトタイプステージを発表した。
FSAN業界利益団体は、次世代PONアーキテクチャにNGPON2標準としてTWDM-PON技術を選択した。このアーキテクチャは、住宅用ブロードバンド、エンタプライズアクセス、ワイヤレスバックホールなどのサービス向けに通信インフラストラクチャの統合をサポートする。II-VIは、特許申請中の技術を用いてTWDM-PONアップストリームリンク用の光増幅器を開発した。
II-VIの製品マーケティング/戦略担当VP、Dr. Sanjai Parthasarathiは、「この新技術は、当社のコア技術を使うことで、アプリケーションに特化した光増幅器ソリューションを実現できることを示している。当社が設計した光増幅器は、TWDM-PON上り伝送に適合しており、サービスプロバイダは既存のPONインフラで加入者への帯域を増やすことができる」と説明している。
PONは、そのブロードバンドアーキテクチャにより経済的である。II-VIの新しい光増幅器は、これまでにない利得制御技術を搭載している。これにより受信した光信号レベルの急激な変化に直ちに適応する。信号レベルの変化は、様々な距離から加入者が交替で上り通信を行うことによって起こる。このように素早く適応することにより、サービスプロバイダは既存の配信インフラで帯域を増やすことができ、併せて時分割機能が投資を最小化する。
II-VIのバーストモード利得制御光増幅器は顧客のラボ実験を完了している。プロトタイプ器は、評価用に提供可能になっている。