January, 7, 2016, Santa Clara--マーベル(Marvell)は、Multilink Gearbox(MLG)機能を完全集積した100ギガビットEthernetギアボックス、Marvell Alaska C 88X5111を発表した。
このデバイスは、100Gbpsフルデュプレクス伝送を可能にし、多様な媒体で必要となるすべての物理層機能を実行する。これには、シングルモードおよびマルチモード光モジュール、銅線バックプレーン、パッシブおよびアクティブ・ダイレクトアタッチケーブルが含まれる。88X5111ラインインタフェースは、IEEE 802.3BJに完全準拠しており、100G-CR4、100G-KR4、100G-SR4動作に必要なリードソロモンフォワードエラーコレクション(RS-FEC)機能、IEEE 802.3標準が規定するオートネゴシエーション、係数トレーニングプロトコルをサポートしている。88X5111は現在、Marvellの顧客向けにサンプル供給しており、今後単独のPHY、Marvellスイッチとして販売される。
MarvellのCSI事業ユニットジェネラルマネージャ/VP、Michael Zimmerman氏によると、Alaska Cファミリの最新製品、88X5111は、マルチリンクギアボックス機能が集積されたことで、10GbEや40GbEを低消費電力で経済的にサポートする次世代の25G I/OsスイッチASICsを可能にする。
88X5111は、28nmリソグラフィを用いて17×17㎜パッケージサイズで製造された完全集積シングルチップEthernetトランシーバであり、100Gbps Ethernetギアボックス機能に必要なすべての物理層機能を実行する。また、多様な媒体で100Gbpsフルデュプレクス(全二重)動作を可能にする。MLG機能は、OIF MLG2.0仕様に適合しており、10GbEの独立した10ストリーム、独立した2本の40GbEをアグリゲートして、4×25Gbpsストリームに多重する。88X5111は、ホストインタフェースの10×10Gbps CAUI-10リンクでMAC、スイッチにも接続する。このトランジットドライブとレシーバイコライゼーション機能は、CAUI-10要件を著しく超えるものであり、10GBASE-KR仕様を満たしている。88X5111のラインインタフェースは、バックプレーンや銅線ケーブルでの100Gbps動作物理層仕様を定義するIEEE 802.3BJ標準に完全準拠している。また、802.3BJ標準が規定するRS-FEC、オートネゴシエーションおよび係数トレーニングプロトコルをサポートしている。また、内部レジスタには、IEEE 802.3仕様に準拠するマネージメントデータI/Oシリアルマネージメントインタフェースを介してアクセスできる。同デバイスは、テストやデバッグを支援するためにPRBSジェネレータ、Ethernetパケットジェネレータ、ループバックを含んでいる。