コヒレント特設ページはこちら

Products/Applications 詳細

Keysight、業界最速の任意波形発生器を発表

January, 7, 2016, 東京--キーサイト・テクノロジーは、92 GSa/s、32 GHzを実現するモジュール型任意波形発生器を発表した。この新しい高速、広帯域のM8196A任意波形発生器を使用すると、最大64GBaud、8ビットの垂直軸分解能でPAM-4、PAM-8、DMTなど多値デジタル信号の生成が可能となる。 M8196Aは、こうした機能により、100 Gb/s、400 Gb/s、1 Tb/sの通信アプリケーションの最先端研究に役立つ。
 Keysightデジタルフォトニック事業担当バイスプレジデント兼ジェネラルマネージャ、Juergen Beck氏は「M8196Aは、優れた速度、帯域幅、チャネル密度を有しているため、同期のとれた偏波多重I/Q信号の生成が可能。 M8196Aは、通信テストエンジニアにとって、100 Gb/sと400 Gb/sのEthernetやコヒーレントアプリケーションでの課題を解決する新しいツールとなる」とコメントしている。

M8196A任意波形発生器は、以下をサポート
・偏波多重I/Q信号の生成、プリディストーションおよびデターミニスティックエミュレーションな歪みの印加などの高速なコヒーレント光トランシーバ/コンポーネントテスト
・チャネルのSパラメータのディエンベディング、in-situ校正、信号ストレスコンディショニング機能など、測定器の比類ない柔軟性を活かした100 Gb/sを超える新しい物理層規格の研究開発テスト
・数学的に定義された任意波形、極短パルス、マルチGHzチャープの生成

M8196Aの特長
・AXIeモジュール1スロットで、92 GSa/sの最大サンプリングレート、32 GHzのアナログ帯域幅、正確に同期のとれた4チャネルの信号を発生可能
・最大2 Vppの差動出力電圧。-1~2.5 Vの出力範囲でDCオフセットの設定が可能
・8ビットの垂直軸分解能および9 ps未満の立ち上がり/立ち下がり時間

M8196Aは、高性能機器向けのモジュール規格AXIeに準拠。