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センサの価格低下、ディスクリートの不安定性によりO-S-D成長減速

November, 2, 2015, Scottsdale--ICインサイツによると、オプトエレクトロニクス、センサとアクチュエータ、ディスクリート半導体(O-S-D)の世界市場は、少数の主要製品カテゴリ(ランプデバイス、赤外回路、CMOSイメージセンサ)の2桁成長と10以上の他のカテゴリの1桁下落とが合わさった寄せ集めとなっている。
 O-S-D製品の販売総額は2015年に3%成長で過去最高の664億ドルに達すると見られている。2014年現在のピークは、成長率9%で644億ドルだった。IC販売は今年1%減に向かって進んでいると見られており、O-S-D製品の市場シェアは2015年、現在0.5%以下の落ち込みで3541億ドルに低下すると見られている全半導体売上の約19%に達すると予測されている。
 ICインサイツ(IC Insights)は、センサ/アクチュエータ市場セグメントの成長が2016年はわずかに力強さがみられ、4%成長で105億ドルに達すると予測している。2015年は、2%成長で101億ドル、これは多くのセンサ製品カテゴリで大きな価格低下があったためである。コモディティが多いディスクリートセグメントは2016年に回復して3%成長で222億ドルとなる見込み。2015年は、装置製造の低迷と今年下半期の世界経済弱含みのために6%減、215億ドルに低下すると予測されていた。
 オプトエレクトロニクスは、この10年の後半はO-S-D市場の最強成長セグメントと見られているが、これは幅広い内蔵アプリケーション(自動車、医療、ビデオ監視ネットワーク、画像認識システム)でCMOSイメージセンサ需要が増加していること、高輝度照明(LEDs)の固体照明製品の普及、高速光通信ネットワークでレーザ送信器需要が増加しているためである
 他の2つのO-S-Dセグメント、センサ/アクチュエータおよびディスクリートは、2012年と2013年の低迷から2014年の回復の後、安定成長維持に苦闘している。ディスクリート半導体の販売は、引き続き製品購入の不安定性の犠牲になる。製品購入は、景気の展望の変化あるいはエンドユーザ市場の需要に依存して急速に変動する。パワートランジスタは、ディスクリート販売の半分以上を占めているが、これも2010年以来、需要の変動は極めて大きかった。