August, 24, 2015, Redwood City--DellOro Groupの調査によると、波長分割多重(WDM)装置の市場全体は、2015年第2四半期に前期比23%成長を記録した。この間、メトロやリージョナル用途で使用されるWDMメトロ装置は、DWDM長距離(LH)で使用される装置よりも成長率がわずかに高く、四半期売上では新記録14億ドルに達した。
ベンダーの景観は極めて細分化されており、20を超える装置メーカーが積極的にWDMメトロ装置を販売している。今期はわずか3ベンダー、Ciena、Huawei、ZTEが各市場で10%を超えるシェアを獲得し、合計で市場シェア50%をとった。
「メトロアプリケーションでのWDM装置需要は新たな水準に達しつつある」と光トランスポート調査VP、Jimmy Yu氏は分析している。「これは単なる始まりであり、ベンダーの統合、市場の展開、製品イノベーションなど、市場の全ての動きを当社は強い関心をもって見ている。当社の予測では、WDMメトロ市場は2015年通年で10%成長となる。これを後押しするのはモバイルと固定バックホール、データセンターインタコネクト向けWDMシステムの利用増である。われわれは、100Gbps波長の出荷が年間を通じて増加し、今年末までには200Gbps波長の出荷が大幅に増える」とYu氏はコメントしている。