August, 18, 2015, New York--世界のブロードバンドカスタマプレミス装置(CPE)出荷は、2015年末までに1億5360万に達する見込だ。
「光ブロードバンドCPE機器の出荷は、2015年に12%増となる見込みだ。一方、DSLとケーブルCPE機器市場は総出荷がわずかに落ち込みそうだ」とプラクティスディレクタ、VP、Jake Saunders氏はコメントしている。
オペレータが引き続きブロードバンドネットワークのアップグレードを行っているので、より先進的なブロードバンドプラットフォームへの消費者の移行率が増加している。「光ブロードバンドの加入者ベースの急増が光CPE出荷の成長を後押ししている。APACは光ブロードバンド純増率が高く、光CPE出荷の70%以上を占めている。2014年に増えたFTTH加入者総数は2200万だった」と業界アナリスト、Khin Sandi Lynn氏は付け加えている。
2015年、DSL CPE出荷は、前年比2%程度の落ち込みとなる見込み。DSLブロードバンド機器市場は今後、主にVDSLやG.fastなどのより高速のプラットフォームへのアップグレードが牽引する。ケーブルCPE市場では、DOCSIS 3.0が総出荷の約90%を占めている。ケーブル会社は現在、下り速度10Gbpsを可能にする新しいケーブル標準DOCSIS 3.1の伝送テストを行っている。DOCSIS 3.1機器は2016年後半にはブロードバンドCPE市場に登場すると見られている。
ABIリサーチの市場データによると、ZTEがブロードバンドCPE市場で最高市場シェアを維持している。これにはモデム、固定ルータ、住宅用ゲートウエイが含まれる。ZTEは、2015年第1四半期にブロードバンドCPE市場でシェアは約19%。これに続くのがARRISとHuawei。