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CMOSイメージセンサ、用途拡大で高成長の見込み

August, 17, 2015, Bristol--IC インサイツ(IC Insights)の2015「O-S-Dレポート-オプトエレクトロニクス、センサ/アクチュエータ、ディスクリート」によると、CMOSイメージセンサは、過去10年の後半に横ばい状態になった後、新たに力強い成長の波に乗っている。この原動力となるのは幅広いアプリケーションと、2019年にかけて世界的な販売を記録的な水準に押し上げると言う見通し。
 O-S-Dレポートの予測では、CMOSイメージセンサの販売は2015年に15%成長で過去最高の101億ドルに達する。2014年は19%成長、2013年は水準以下の4%成長だった。これは、第1に急激な価格低下とカメラ電話の在庫調整の結果であった。CMOSイメージセンサ出荷数は2015年に19%成長で記録的な37億個に達する見込だ。2014年と2013年の成長率は20%だった。
 約15年、携帯電話のデジタルカメラはCMOSイメージセンサの支配的なシステムアプリケーションであり、次の10年の後半でもそれは変わらないと見られているが、このオプトエレクトロニクス半導体カテゴリにおける成長率は新たな自動車、マシンビジョンアプリケーション、セキュリティや監視システム(ボディカメラを含む)、医療イメージング、IoTに結びついた広範な光センシングノードによって牽引される見込みだ。2014年、CMOSイメージセンサ販売(62億ドル)の約70%は携帯電話内蔵カメラ向けだったが、その比率は2019年(73億ドル)には49%に縮小すると見られている。これはCAGR 3.4%成長に相当する。全CMOSイメージセンサ版場は、予測期間においてCAGR 11.1%で成長して、2019年には150億ドルに達すると予測されている。
 O-S-Dレポートの予測では、自動車安全システム用CMOSイメージセンサは、CAGR 57.4%で成長して2019年には21億ドルに達する。これは市場全体の14%に相当する。2014年ではわずか3%だった。セキュリティシステムと監視アプリケーション向けCMOSイメージセンサの販売は、次の5年CAGR 38.4%で成長し、2019年には8億9900万ドルに達する見込だ。これは市場全体の6%。2014年には2%のシェアだった。また、医療および科学計測アプリケーションは、CAGR 36.0%で成長してCMOSイメージセンサ販売を押し上げ、2019年には8億2400万ドル、市場シェア6%に達すると予測している。2014年では約2%のシェアだった。玩具およびビデオゲームアプリケーションは、CAGR 32.7%でCMOSイメージセンサの販売を押し上げ、2019年には2億5500万ドル、市場全体の2%に達する見込。2014年は、1%のシェアだった。