August, 13, 2015, Dallas--マーケッツアンドマーケッツ(MarketsandMarkets)は、技術、アプリケーション、業界などを調査した「マイクロディスプレイ市場、2020までの予測」レポートを発表した。
マイクロディスプレイは、ヘルスケアから軍、警察まで幅広い範囲で応用できることから企業に好まれるようになっている。研究者は、色や画像品質とともに優れた光学特性を持つマイクロディスプレイの開発に向けて大々的に研究を進めている。
マイクロディスプレイは、拡大表示ディスプレイシステムに用いられる高密度、高解像度スクリーンであり、対角線サイズはハーフインチとなる。マイクロディスプレイは数10年前から市場にあり、技術やアプリケーションに関しては進化してきている。LCD技術は通常市場で最も広範に使用されるマイクロディスプレイ技術だったが、その後LCoS、DLP、OLED技術が登場し、市場は完全に変わった。各技術は、マイクロディスプレイ、特にプロジェクションやNTEセグメントでの利用に適した独自の特徴を備えている。
マイクロディスプレイ市場は勢いづいており、このトレンドは2020年まで続くと見られている。マイクロディスプレイは、データストレージや自動車分野にアプリケーションがあり、これらは予測期間を通じて成長が見込まれている。ヘッドマウントディスプレイに大きなアプリケーションがあり、これが市場の成長を牽引すると見られている。ヘッドマウントディスプレイは、軍や医療分野で幅広く使用されている。
マイクロディスプレイ市場は、2015-2020年の間にCAGR 23.3%で成長し、2020年には15億ドルに達する見込だ。拡張現実やニアアイアプリケーション向けに需要が増えていることから市場は爆発的に成長するが、製造コストやR&Dコストがマイクロディスプレイ市場成長の制限要因になりつつある。
北米が、マイクロディスプレイの最大市場であり、これは2020年まで変わらず、北米が最大市場シェアを維持する。ヨーロッパ(ドイツとUK)やAPAC(韓国と日本)も有望市場であり、急成長が予測されている。