August, 12, 2015, Cambridge--IHSによると、メトロ・リージョナル光ネットワーク向けコヒレント100Gポート出荷は、2014年に前年比145%成長だったが、2015年も118%成長が期待されている。
「100Gコヒレント技術の採用が急増している。最初に長距離ネットワーク、今度はメトロネットワークで不可欠な部分になっている」と調査ディレクタ、Andrew Schmitt氏はコメントしている。さらに同氏は、「100Gは2016年には爆発的に伸びる見込みだ。メトロ仕様の新しい装置が市場に投入されるからだ。これにより、メトロエッジやメトロリージョナルなどのネットワークの新領域に100G技術が経済的に広がることになる」と分析している。
調査の要点
・2014年は、100Gポート出荷は最高の年だった。市場を牽引したのは中国のチャイナモバイルの大量購入だった。
・2014年に導入された100Gコヒレント技術のほとんどは長距離アプリケーション向けだったが、メトロリージョナル(<600km)やメトロアクセス(<80km)アプリケーションは、2016年に立ち上がり始める。
・100G市場シェアは、少数のプレイヤに集中している。Alcatel-Lucent、Ciena、Huawei、InfineraとZTE。変化を促す唯一の可能性は、比較的短距離のメトロやデータセンタアプリケーションで、これが100Gの成長ベクトルになる。
・2017-2018年のある時期に、100Gコヒレントはもう一度激増する。これは80kmあるいはそれ以下のメトロ-アクセス市場で10Gの置き換えが起こるからだ。