July, 9, 2015, Campbell--IHS「Infonetics SANとコンバージドデータセンタネットワーク装置」レポートによると、25Gbps(25GE)でのEthernetフレーム伝送が、コンバージドネットワークアダプタ市場に入り始めている。同社の予測では、2015年第4四半期(4Q15)には約2500の25GEポートが出荷され、2019年には世界で出荷される全アダプタポートの9%に達する見込みだ。
「帯域が高くなると、25/100GEアーキテクチャは大規模クラウドサービスプロバイダやエンタプライズには魅力的になる。これらのプロバイダやエンタプライズは、データセンタで10GEスイッチングやサーバ接続から100GEスイッチングや25GEサーバ接続への移行を考えているからだ」とリサーチダイレクター、Cliff Grossner氏は指摘している。「QLogicは継続して25GEの発売を準備しており、ブロードコムと協力して発売した後にはHPやDellとの相互接続性デモを行う」。
「同時に、ファイバチャネルSAN市場はフラッシュドライブの需要が弱含みになる、これは2015年の収益にマイナスの影響をもたらす」と同氏はコメントしている。
調査結果の要点
・世界のファイバチャネル(FC)ストレージエリアネットワーク(SAN)売上、FCスイッチホストバスアダプタ(HBAs)は、1Q15に前期比11%減、1Q14比では1%増で、5億9500万ドル。
・ブロケードは引き続きFC SAN市場をリードしているが、IBM/レノボ移行で運用問題に直面している。
・エミュレクスは、6億900万ドルでアバゴ(Avago Technologies)に買収される。