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CEA TechとフラウンホーファーISEが提携強化

June, 30, 2015, Grenoble--ヨーロッパではドイツとフランスが半導体技術および太陽電池研究を主導している。フランスCEAの技術研究ユニット、CEA TechとドイツフラウンホーファーISEとの現在の提携を強化するために、両機関は共通の「バーチャルラボ」(Virtual Lab)を創設する提携合意を結んだ。
 このラボでフラウンホーファー(Fraunhofer) ISEとCEA Techは産業化間近の研究で協力し高効率多接合太陽電池の開発を進める。また、若い研究者を教育し、次世代超高効率太陽電池のプロトタイプの開発に取り組む。共同研究所の開設は2015年5月の提携合意署名により正式にスタートした。
 計画されている協働の中心は、可能な限り最も効率的なPV製品を実現すること。マイクロエレクトロニクスやフォトボルテイック(PV)におけるCEA Techの、またエピタキシと太陽電池開発におけるフラウンホーファーISEの専門技術と優れたインフラストラクチャが「バーチャルラボ」で統合され、新しい製品を開発し、新しい市場を開くという共通の目標が追求されることになる。集中型PVは別にして、ターゲット市場には、特にコンシューマ機器向けに開発される太陽電池、従来のPV市場向けの太陽電池が含まれる。共同開発契約の技術成果は定期的に業界に提供される。中期的には、業界との協働が「バーチャルラボ」の財政に大きく貢献する。
 両研究機関は、戦略的提携で優れた、長期にわたる経験をもつ。成功例としては、両機関共通の企業パートナー、Soitecとともに開発した最大効率46%の世界記録を持つ太陽電池がある。
(詳細は、www.cea-tech.fr)