June, 17, 2015, Melbourne-- オーストラリア、メルボルンで、画期的な製造技術のための新しい共同研究センタが設立される。5月26日、オーストラリアの産業・科学相、Hon Ian Macfarlane MPは、革新的製造共同研究センタ(IMCRC)にゴーサインを出した。産業界のパートナー、大学およびドイツ、アーヒェンのフラウンホーファーレーザ技術研究所ILTが、この活動に参加する。
この共同プロジェクトは、積層造形分野で研究と産業との間の協働を促進することを目的としている。ここでの焦点は、積層造形プロスの研究と開発、自動化および支援技術、高品質製品の開発であり、最終的に技術を産業界に移転する。
2箇所のIMCRC研究エリアで、フラウンホーファーILTが重要な役割を果たす。これらに含まれるのは、3Dマルチ材料システムとコンポーネント積層造形、特に電気工学(マイクロフォン)や医療技術(インプラント)にアプリケーション分野を拡張すること。こうした科学的課題に応えるためにフラウンホーファーILTは、人員、プラントおよびシステム技術で大きな役割を提供し、オーストラリアから直接助成金を受け取る。
IMCRCの暫定チェア、Dr. Peter Jonsonによると、同プロジェクトの総予算は、2億5000万オーストラリアドル、このうち4000万ドルは国家資金、残りの2億1000万ドルは産業界が出資。