June, 8, 2015, Redwood City-- DellOro Groupが発表した「Ethernetスイッチ四半期レポート」によると、レイヤー2-3 Ethernetスイッチ市場は、2015年第1四半期に約10億ドル落ち込み、55億ドルをわずかに上回る規模となった。
「季節要因もあるが、特に中国が市場の大きな部分を占めるようになったので、1Q15のEthernetスイッチ販売額大きく落ち込んだ。市場は前期に続いて大幅減だが、シスコは前年比で売上シェアを増やした」とDellOro GroupのEthernetスイッチ調査VP、Alan Weckel氏は説明している。「キャンパススイッチングのアップグレードサイクルが始まった。目的は、新しいマルチギガビット技術を使って次世代ワイヤレスLANアクセスポイントをサポートすることにある。キャンパススイッチングは、夏期間中にはE-Rateからの押し上げも受ける。2015年末に移行するが、データセンタはサーバアクセスの25GEへのアップグレードサイクルが始まる、これにより100GEは数量が大きく増え始める。市場はHPのH3C売却とアバゴのブロードコム買収発表の両方とも吸収していく。当社は、ほぼ10年前に、市場における多くのベンダの再配置を見通していた」とWeckel氏はコメントしている。
レポートは、1Q15では、シスコシステムズ、Huawei Technologies、ヒューレットパッカード(H3C)が中国における売上ランク上位3ベンダであると報告している。