ホワイトボックスサーバベンダ、再び前年比倍増の市場シェア拡大

June, 5, 2015, Redwood City-- DellOro Groupの調査によると、1Q15に、いわゆるビッグ4、アマゾン、フェースブック、グーグル、マイクロソフトが記録的な数のサーバを消費した。
　ホワイトボックスサーバベンダは、2015年第1四半期(1Q15)に二期連続で、記録的なサーバ市場シェアを獲得した。北米では、サーバ出荷の1/3以上がホワイトボックスだった。
　DellOro Groupのディレクタ、Sameh Boujelbene氏は、「今期、クラウドデータセンタが再びサーバ市場で記録的なシェアを構成した。クラウド導入を目的とするサーバの伸びは、USベースのサーバベンダを含め、様々なベンダに利益をもたらしており、ホワイトボックスサーバベンダを不釣り合いに元気づけている。これは、今期中、クラウドデータセンタのほとんどの成長を、ビッグ4が牽引したためである。これらビッグ4は、主としてホワイトボックスサーバを導入している」。
　DellOro Groupのサーバ四半期市場シェアレポートは、クラウドデータセンタ顧客が、サーバ市場やネットワーキング業界にどのような影響を与えるところまできているかを示している。レポートは、市場の重要領域を綿密に追跡しており、これにはより高速のアクセス速度(40 vs.25 vs.50 vs.100GE)も含まれる。また、ビッグ4クラウドプロバイダの大半は、すでに40GEに移行している。それに対して、エンタプライズデータセンタは、まだ10GEへの移行途上にある。