June, 2, 2015, Wellesley--BCCリサーチの「赤外センサ/ディテクタ市場」レポートによると、防衛関連機関が赤外センサアプリケーションの市場を形成していることがはっきりと分かる。特にサーマルイメージングで際立っている。実際、米国国防省は特定の解像度の赤外センサを輸出規制項目に入れている。
世界の赤外センサ/ディテクタ市場は、2013年の7億3200万ドルから増加して、2014年には8億400万ドルに達した。2015-2020年には、この市場は、CAGR 8.7%で成長し、約5億ドル増加して、13億ドルに達する見込みだ。
産業導入は、有望なアプリケーション分野であり、今後5年で非常に高い成長率が予測されている。このセグメントは、他のアプリケーションセグメントでは見られないような多様な利用例、利用シナリオがある。これらのアプリケーションのいくつかでは、規模の経済を形成し、急成長を生み出す十分な余地がある。
赤外センサの関係者は、コンシューマ市場における自社のデバイスの膨大な可能性を理解しつつある。アプリケーション例としては、住居室内、ヘルスケア、物流や輸送応用がある。
「センサや関連デバイスは継続的にますます安くなっているので、製品設計者はこうしたセンサを一般家電、自動車や医療機器に内蔵する方法や手段を探している」とBCCリサーチのアナリスト、Shalini Ramamurthy氏は指摘している。「同様の現象は通信アプリケーションでも進行中である。その場合、スマートフォンクライアントに適合する赤外カメラが出てきつつある」と同氏は話している。