光センサ市場、2013－2016年に16％成長

March, 17, 2015, London--IHSのMEMS & センサレポートによると、光センサ市場は、3年(2013－2016)で16％成長、2016年には7億6700万ドルに達する。サムスン、アプルおよび中国のOEMsが市場成長の原動力。
　IHS TechnologyのMEMSとセンサ担当シニアアナリスト、Marwan Boustany氏は、「2013－2015年の間、光センサユニットが急速に普及した」と言う。同氏によると、この市場成長に大きく貢献しているのはサムスン(Samsung)。この期間に、サムスンは、RGBセンサ、ジェスチャセンサ、光パルスセンサ、UVセンサの大量普及を牽引しした。
　2014年、サムスンは携帯端末の光センサ消費の43％を占めた。金額にして2億7180万ドルになる。
　サムスンに次いで大きな光センサ購入者はアプル(Apple)で、2014年の支出額は1億2950万ドル。2014年、携帯端末の光センサ支出では、アプルは19％を占めた。これは、同社がカスタムパーツ、高温パーツを使用するためである。IHSの予測では、2017年までにアプルは3-in-1パッケージを採用するようになる。同社が求めているサイズとパフォーマンスの両方を提供するソリューションがこの時までに利用できるようになるからである。
　中国のOEMsは、2014年の光センサ支出でシェア23％。主に標準のローコストコンポーネント。高コスト、ハイパフォーマンスパーツのパーセンテージは小さい。
　Amsが収益と数量で最上位だった。顧客層が広いこと、サムスンの主要フラッグシップに採用され、アプル製品全体に採用されているためである。Amsは、2014年に7億4400万個のセンサを出荷した。
　2番手がMaxim。「マキシムは、コンシューマ光センサ市場で最高パフォーマンスを目指しており、2014年の光センサ出荷数は1億3200万個。これらの大半はサムスンのフラッグシップ機器に入る光パルスセンサ。
　2014年の重要ニュースは、Sitronix, Elan, Everlightの急成長。Boustany氏によると、Sitronixは一流企業のセカンドソース、サードソースとして成功を収めた。「つまり、安全かつ急成長できると言うことだ。2014年、同社の売上は69％増、約2500万ドルを達成した」とコメントしている。