March, 6, 2015, Aachen--TriLumina Corpは、シリーズA資金調達で850万ドルを獲得した。
投資に応じたのは、Stage 1 Venturesと既存の投資会社、Cottonwood Technology Fund, Sun Mountain Capital。TriLumina は、自動車レーザレーダ(LiDAR)やセンシングプラットフォーム向けのソリューションを提供する企業で、調達資金は今後の顧客統合プロジェクトおよび同社の収益向上に充てる。
TriLumina は、市場で最も高速で強力なレーザ赤外エミッタを可能にする新しい種類の半導体レーザを開発した。この半導体レーザ技術により、自動車LiDARソリューション、自動車およびコンシューマ機器の両方を狙うスマート照明製品で新たなパフォーマンスレベル達成が可能になる、と同社は説明している。同社の小型、高速、強力なレーザは、車輌周囲の3Dセンシング向けに100%固体、高分解LiDARの製造を可能にし、これによって自動車市場の半自立運転および自立運転への移行が加速される。Stage 1 Venturesのマネージングディレクタ、David Baum氏は「LiDARは、自動車安全強化に向けた次のステップであり、TriLumina の固体LiDARソリューションは、今日のレーダやビジョンシステムの優れた補完となる」とコメントしている。
Stage 1は、直近の資金調達を主導し、同社の自動車業界での経験を生かしてTriLumina の展望、他に類例のないデバイスをサポートする。また、サイズ、パフォーマンス、信頼性で自動車の厳しい要件を満たす自動運転支援システム実現もサポートする。
さらに、TriLumina は、コンシューマ製品、自動車アプリケーション(ドライバーモニタリング)向けのスマート照明技術の開発と商用化加速にも利益を投じていく。