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データセンタCAPEX、2024年に51%急増して4,550億ドルに

April, 1, 2025, Redwood City--Dell’Oro Groupが最近発表したレポートによると、世界のデータセンタ設備投資(CAPEX)は2024年に51%急増し、4,550億ドルに達した。ハイパースケーラによって導入されたAIトレーニングワークロード用に最適化された高速サーバが、成長の大部分を占めている。

「2024年の世界のデータセンタCAPEXの半分以上を上位10社のハイパースケーラが占めた。これは主にAIインフラストラクチャへの投資の増加によるものである」と、Dell’Oro GroupのシニアリサーチディレクターであるBaron Fungはコメントしている。「NVIDIA の Hopper アーキテクチャが支出を支配し、今年後半には Blackwell システムが続いた。一方で、Google、Amazon、Microsoft のカスタム アクセラレータも成長を後押しした。さらに、xAIやCoreWeaveなどのTier 2クラウドプロバイダは、GPUデプロイメントの増加により、設備投資を大幅に増やし、ハイパースケーラレベルに近づいた。ハイパースケーラやコロケーションプロバイダは、専用のAIネットワークや、これらの計算負荷の高いワークロードをサポートするためのハイパワー施設など、インフラストラクチャへの投資も拡大した」とFungは説明している。

4Q 2024データセンタIT設備投資四半期レポートのその他のハイライト:
・世界のデータセンタのCAPEXは、AIインフラストラクチャに対する需要が持続し、サーバやネットワーキングの汎用インフラストラクチャが幅広く回復しており、2025年には30%以上増加すると予測されている。
・2024年のサーバ収益は、DellがすべてのOEMをリードし、HPEとSupermicroが後塵を拝している。アクセラレーテッド サーバは、非ハイパースケール市場での AI の採用が拡大したため、OEM サーバの収益の推定 36% を占めた。一方、ホワイトボックスサーバベンダーは、AIサーバに対するハイパースケールの強い需要に牽引され、サーバ総収益の56%以上を獲得した。
・経済の不確実性が続いているため、企業のIT支出が抑制される可能性がある一方で、供給の制約やクラウドや消費ベースのサービスの台頭により、企業のデータセンタ内のAI投資が短期的に変動する可能性がある。