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データセンタCAPEX、2029年までに1兆ドル超

February, 17, 2025, Redwood City--Dell’Oro Groupが最近発表したレポートによると、世界のデータセンタ設備投資(CAPEX)は2029年までに1兆ドルを超えると予測されている。
AIインフラへの支出は、サステナビリティへの取り組みが続いているにもかかわらず、その力強い成長の勢いを維持する見込である。

「データセンタのインフラストラクチャへの支出は、5年以内に年間1兆ドルを超えると予測している。AIへの支出はまだ望ましいリターンと効率性の向上には達していないが、ハイパースケーラーの複数年にわたる設備投資サイクルや、5,000億ドルのスターゲイトプロジェクトなどの政府のイニシアチブにより、長期的な成長は保証されている」と、Dell’Oro Groupのシニアリサーチディレクタ、Baron Fung氏はコメントしている。「DeepSeekによるAIモデルのトレーニング効率における最近の進歩は破壊的だが、AIデータセンタの構築と運用における効率を高め、総所有コストを削減するためのイノベーションがしばらく前から進行中である。主な注力分野には、GPU とカスタム アクセラレータによるアクセラレーテッド コンピューティングの進歩、LLM の最適化、次世代のラックスケールとネットワーク インフラストラクチャなどがあり、これらはすべてコストと電力の両方の観点から持続可能な成長を可能にするために重要である」と Fungは説明しいる。

「Data Center IT Capex 5-Year January 2025 Forecast Report」のその他のハイライト:
・世界のデータセンタCAPEXは、2029 年までに CAGR 21 % になると予測されている。
・AIトレーニングやドメイン固有のワークロードのためのアクセラレーテッドサーバは、2029年までにデータセンタインフラストラクチャの支出のほぼ半分を占める可能性がある。
・米国を拠点とするクラウドサービスプロバイダ(SP)の上位4社(Amazon、Google、Meta、Microsoft)は、2025年に世界のデータセンタの設備投資のほぼ半分を占めると予想されているが、一部のTier 2クラウドSPは、今後数年間で設備投資を大幅に増加させる見込である。