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3Dプリンタ用新規樹脂材料に関してAquafilと協業開始

October, 16, 2024, 東京--旭化成株式会社は、Aquafil S.p.A.(本社:イタリア トレント、CEO:Giulio Bonazzi、以下「Aquafil」)が提供するケミカルリサイクルポリアミド6(以下、ケミカルリサイクルPA6)の「ECONYL®」を使用するための覚書(MOU)を締結した。

締結に伴う取り組みとして、旭化成のセルロースナノファイバ(CNF)を用いた3Dプリンタ用樹脂材料(フィラメントおよびペレットを想定)にAquafilの「ECONYL」を適用した製品を開発予定であり、環境に配慮した素材を自動車、航空宇宙をはじめとする幅広い分野に提供していく。

Aquafilが製造する「ECONYL®」は、使用済みの漁網やカーペットを原料とした廃ポリアミドを、モノマに解重合し、再度重合されたケミカルリサイクルPA6である。また、旭化成が独自開発した耐熱性の高いCNFと「ECONYL®」をベースポリマにコンパウンドした3Dプリンタ向け樹脂材料は、AquafilおよびAquafilへ資本参画を行っている伊藤忠商事株式会社との協業により実現したものであり、優れた造形性と強度を有し、今後精密な造形精度と強度が求められる分野への適応が期待される。それらの素材を組み合わせることで、環境への配慮を行いつつ、造形性や強度を両立する材料を目指す。
(詳細は、https://www.asahi-kasei.com)