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欧州委員会がカドミウムベース量子ドットの環境有益性を認定

January, 28, 2015, Lexington--ディスプレイ製品向け量子ドット・ソリューションの大手メーカー、QD ビジョン社(QD Vision, Inc.)は、欧州委員会が同社へ「電気・電子機器に含まれる特定有害物質の使用制限に関するEU 指令(RoHS 2)」についての適用除外を認めたと発表した。
 この決定は、QDビジョン社の「COLOR IQ」量子ドット技術が環境にとって有益であることを示している。
 公式の欧州委員会委任指令では、「量子ドットを使った色変換 LED は、エネルギー効率と発色性能について相当な利点がある。量子ドットはすでにディスプレイに用いられており、今後は照明の用途にも導入される見込みだ。ディスプレイにおける量子ドットの使用は、省エネ特性において環境全体に良い影響がある」と説明している。欧州委員会はさらに「ディスプレイ/照明用途に使うための、波長変換用カドミウムベース半導体ナノクリスタル量子ドット中のカドミウム使用は、2018 年 6 月 30 日まで禁止の適用除外とすべきである」と指摘している。
 タッチ・ディスプレイ・リサーチ社(Touch Display Research Inc.)の CEO 兼主席アナリストであるDr. Jennifer Colegroveは、「今回の EU の決定は、QD ビジョン社が市場における地位を強化する道を開くものである。この市場は 2025 年までに 106 億ドル以上の規模に成長すると当社では推定している。量子ドット技術は LCD における近年で最大級のブレークスルーだ」とコメントしている。タッチ・ディスプレイ・リサーチ社では最近、『量子ドット・ディスプレイ/照明技術と市場予測レポート』の第 2 版を公表した。
 QD ビジョン社はまた、環境負荷の少ない製造プロセスについて米国連邦環境保護局(EPA)から 2014 年大統領グリーン化学チャレンジ賞
(Presidential Green Chemistry Challenge Award)を受賞している。