August, 15, 2024, Berlin--エクステンデッドリアリティ(XR)の分野におけるドイツを代表する協会の1つである「Extended Reality Berlin-Brandenburg e.V.」(XRBB)とFraunhofer HHIは、XRと没入型技術の開発を進めるために、より緊密な協力関係を開始している。
Fraunhofer HHIが運営する「イマーシブイメージング技術イノベーションセンタ」(3IT)は、このベンチャーの中心となる。3ITは、3D、VR/AR/XR、ボリュメトリックビデオ、UHD、HDRに焦点を当てた新技術を開発している科学および産業パートナーのネットワークで、産業、医療、文化アプリケーション向けのFraunhofer HHIショールーム「Science Tech Space @ HHI」の一部。
XRBBとFraunhofer HHIは、ベルリンの主要な機関として、強化されたコラボレーションを利用して首都のXRエコシステムを強化したいと考えている。Fraunhofer HHIは、最新の没入型画像、ビデオ、オーディオ技術の開発における専門知識をパートナーシップに提供し、XRBBはハイテクおよびメディア業界のメンバーの幅広く多様なネットワークを提供する。
この協力関係において、XRBBは3ITをメンバーの待ち合わせ場所として、またFraunhofer HHIとの共同イベントとして利用する。さらに、年2回の新しいイベント形式や共同活動も予定している。XRBBのメンバーは、3ITで最新の結果と製品を展示し、ビジネス、科学、政治の利害関係者に提示する機会もある。
緊密な協力関係の最初の例は、2024年6月2日にベルリンで開催された共同イベント「Future Narratives – Smart City」で成功を収めた。革新的な都市ソリューションの主要な専門家が、新しいテクノロジーとコンセプトを発表し、議論した。
参加者は、SMART SPACE Hardenbergplatzのパイロットプロジェクトを間近で体験し、革新的なXRテクノロジーが都市空間をどのように変えるかを目の当たりにした。もうひとつのハイライトは、XReco プロジェクトで、XR が都市の観光に革命をもたらし、訪問者に新たな体験を生み出していることを示した。
展示されたFraunhofer HHIプロジェクト(BIMKIT、EConoM、DigitalTWIN、COMPAIR)は、都市開発におけるデジタルツイン、人工知能、市民科学の応用に関する貴重な洞察を提供した。
Fraunhofer HHIの副所長、Dr. Ralf Schäferは、「われわれのコラボレーションがもたらす機会に張り切っており、われわれの機関のより大きなネットワークのために、より革新的なソリューションを一緒に作り出すことを楽しみにしている」と強調した。
XRBB取締役会長のKathleen Schröterは、「XRBBとFraunhofer HHIの相乗効果は明らかだ。3ITの元エグゼクティブマネージャーとして、われわれが正式にネットワーク間のより安定したブリッジを構築していることを特に嬉しく思う」とコメントしている。
次回のジョイントイベント「3IT Summit meets XRBB」は、2024年10月15日に開催される。XRBBのメンバーは、プロジェクトを展示し、プログラムに積極的に参加するよう招待されている。