January, 5, 2015, San Jose--ザイリンクスは、Kintex UltraScale KU040 FPGA が、20nm デバイスとして業界で初めて量産体制に移行したと発表した。
ユーザーは、Kintex UltraScale KU040 FPGA を利用することにより、20nm FPGA を採用したシステムの製品化までの時間を競合FPGA の場合と比べて 1 年先行することが可能になる。ミッドレンジ製品である Kintex UltraScale デバイスは、業界唯一の ASIC クラス アーキテクチャをベースとしており、100G OTN、パケット処理およびトラフィック管理、8X8 混合モード LTE および WCDMA 無線、8K/4K ディスプレイ、ISR (Intelligence Surveillance and Reconnaissance)、データセンタなど、広範なアプリケーションにおいて最適な価格/性能/消費電力を実現する。
ユーザーは、ザイリンクス販売代理店を通じて、KU040 FPGA を発注可能。Kintex UltraScale の開発ボードおよび評価ボードは、ザイリンクスおよびアライアンス メンバーから入手できる。ザイリンクスのボードには、KCU105 ユニバーサル開発ボードおよび KCU1250 トランシーバ評価ボードが含まれる。
Kintex UltraScale FPGA
Kintex UltraScale FPGA は、最大 116 万個のロジック セル、5,520 個の最適化された DSP スライス、76Mbit のブロック RAM、バックプレーン データ転送に対応可能な 16.3Gbpsトランシーバ、PCIe Gen3 ハードブロック、統合された 100Gb/s Ethernet MAC および 150Gb/s Interlaken IP コア、2,400Mb/s で動作する DDR4 メモリ インタフェイスを提供。28nm において最小の消費電力で最高の価格性能比を持つ新たなミッドレンジ製品のイメージを確立した Kintex デバイスは、20nm において最大の DSP 数を実現する。