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photonixFAB Consortium、初のプロトタイピング開始

April, 10, 2024, Brussels--欧州連合(EU)が資金提供するphotonixFABが構想を推進し、コンソーシアムパートナーが、技術パートナーを通じてR&Dと小規模製造への早期アクセスを提供することで、ヨーロッパのシリコンフォトニクスバリューチェーンを産業化する道の第一歩を踏み出した。

2023年半ばに発表されたphotonixFABは、その並外れたバリューチェーンを擁護することで、シリコンフォトニクスにおける欧州の世界的な地位を高めることを目指している。このイニシアチブは、フォトニクス分野における大陸で最も革新的な企業(それぞれが独自の能力を提供)と、高く評価されている研究機関を結集している。

顧客エンゲージメントポータルは、photonixFABの進展に伴い、クライアントとの早期契約を促進する上で極めて重要であり、これは初期の技術評価とコンサルティングの実施を可能にする。これにより、ユーザは統合されたアクセスポイントを利用できるようになり、利用可能な幅広い可能性を探ることができる。その結果、2024年~2026年にかけて、photonixFABに含まれる様々な技術/サービスが産業環境に移転されるとともに、早期の製品開発が始められる。

直感的なウェブベースのプラットフォームを使用している人は、photonixFABコンソーシアムのそれぞれのメンバーが提供す多様な機能について学ぶことができる。必要な技術・サービスを決定した後、関連するパートナーに指示し、対話を開始する。その結果、コンセプトの開発とプロトタイプの作成、および少量生産への移行の作業をより早く開始できる。

顧客が開始できる機能の例としては、LIGENTECによるSiNやimecによるSOIのプロトタイピング、SMART Photonicsとの協業によるInPチップレットのプロトタイピングなどがある。また、PHIX Photonics Assemblyが提供するSiNプロセスとSOIプロセスの両方に対応するパッケージングの専門知識に加え、X-FABが直接供給し、SMARTがサポートするSiN/SOI上のInPマイクロ転写プリンティングの早期技術アクセスも提供される。LucedaのEDAツールに基づくPDKは、技術パートナーを通じて入手可能である。

photonixFAB(X-FAB)のプロジェクトコーディネータ、Youssouf Guerfiは、「photonixFABでは、コンソーシアムメンバー全員が貴重な貢献をしており、すでに大きな進展が見られる。カスタマー エンゲージメント ポータルは、このイニシアチブの継続的な取り組みにおける重要なマイルストーンである。このポータルを利用することで、顧客は適切なパートナーを見つけ、フォトニクスプロジェクトの準備段階を開始し、将来の本格的な生産の恩恵を受ける準備を整えることができる」とコメントしている。

「photonixFABが代表する欧州を拠点とするシリコンフォトニクスのバリューチェーンに大きな関心が寄せられている。この立上げは、われわれがビジネスを開始し、プロジェクトを開始できることを意味するため、時間を無駄にすることはない。これは、エンゲージメント活動を加速させ、顧客が先手を打つことができることを意味する」と、X-FABのフォトニクス担当ビジネスラインマネージャ、Joni Mellinは付け加えている。