December, 16, 2014, London--調査会社Ovumは、通信サービスプロバイダ(CSPs)の収益伸び率は穏やかであるが、ネットワーク投資は引き続き積極的に行うと見ている。
世界規模でCSPの投資(CAPEX)は2014-2019年に総額2兆ドルを超えるとOvumは予測している。
2014年のCAPEXは、3460億ドルとなる見込で、固定CSPsが総額の41%、残りをモバイルCSPsが占める。2015年のCAPEXは横ばいとOvumは予測している。理由は、モバイルの伸びはほぼ同じであるが、固定CAPEXが落ち込むからである。2016年と2017年は、固定とモバイルも弱含みになるとOvumは見ている。2018-2019年は緩やかな回復期が期待できる。新しい固定ブロードバンド、固定クラウド/データセンタ、モバイルブロードバンドアップグレードが、多くの大市場で始まるからだ。
「CSPsは、2013-2014年に固定およびモバイルネットワークに巨額投資を行い、ブロードバンド展開をサポートしてきた。しかしこの投資は吸収され、2019年までに技術と特性のアップグレードが投資を約3540億ドルまど後押しする。2014-19年予測期間全体でCSP CAPEXは総額で2兆ドルを超える」と主席ネットワークアナリスト、Matt Walker氏はコメントしている。
同氏の分析によると、過去5年はCSPのCAPEXは平均して収益の約18%だったが、2014-19年は平均で約17.4%に落ち込む。
(詳細は、www.ovum.com)