December, 5, 2014, Redwood City--DellOro Groupの調査によると、2014年第3四半期のサービスプロバイダルータ市場は前期比2%減だった。
「今期、サービスプロバイダコアルータ市場が最も大きな影響を受け、前年比で約8%減。一方、サービスプロバイダエッジルータ市場は横ばいだった」とシニアアナリスト、Alam Tamboli氏は説明している。「2015年を展望すると、100GEの価格がこなれてくること、またサービスプロバイダが新しいコアルーティングプラットフォームの評価を終えるので、コアルータ需要は強まると見ている。サービスプロバイダエッジルータ市場は、一桁台の低い成長となる。これは、LTEバックホールネットワーク向けに引き続きルータを導入するサービスプロバイダが多いものの、固定IPトラフィックネットワークへの投資を削減するサービスプロバイダも出てくるためだ」と同氏は分析している。
Cisco、Alcatel-Lucent、Juniper Networks、Huawei Technologiesがサービスプロバイダルータ市場セグメントの市場シェアリーダー。これら4社で第3四半期の売上の94%超を占めた。今期、この市場のシェアリーダーはシスコ。Alcatel-LucentがNo.2、JuniperとHuaweiが、No.3、No.4だった。前年比プラス成長はAlcatel-Lucent(+13%)のみ。シスコ(-5%)、Juniper(-11%)、Huawei(-3%)は前年比マイナス。