November, 17, 2014, Boston--Infonetics Researchは、「10G/40G/100G光トランシーバ」レポートを発表した。同調査は、光トランスポート、エンタプライズ、データセンタ、キャリアルーティングおよびスイッチング市場向けに販売される10G、40G、100G光トランシーバを詳細に調査している。
主な調査結果
・2013年の10G、40G、100Gトランシーバの世界規模での売上は、19億ドルで、前年比18%増となった。これは、100G WDMや40G QSFP+の出荷増による。
・2014年上半期、10G/40G/100Gトランシーバ売上は前年同期比11%増、2014年通年では前年比10%増で21億ドルに達する見込だ。
・Infoneticsの予測では、コヒレントWDM市場は2014年に倍増となる。
・40Gデータセンタインフェースの大きな成長が10Gの数量に影響を与えている、高密度10Gに代わって使われるQSFP+ベースインフェースが浸透し始めており、10Gデータコムセグメントの成長は今年から減速が始まると見られている。
・1H14の40GbE QSFPオプティクスの出荷は期待ほどでなかった。これはインターネットコンテンツプロバイダからの需要が軟化したため。このセグメントの需要は一定しない。効果的な予測がなく、需要トレンドが不規則であり、発注パタンの予測がつかないためである。
・100Gデータセンタオプティクスへの関心が加速しているが、まだ40G QSFPオプティクスと同様の導入拡大が勢いを得るところまで来ていない。
「データセンタにおける100GbEの大きな成長が見え始めている。これは、新しいシリコンが市場に出始めており、QSFP28オプティクスの価格下落のためである。これにはSR4や、それよりも遙かに安価な2km LR4オプティクスが含まれる。25GbEへの関心も勢いが増している、これらのフォーマットへの飛躍が狙いだ」と主席アナリスト、Andrew Schmitt氏はコメントしている。
「テレコム分野では、100Gコヒレント装置市場は5社がコントロールしている、Alcatel-Lucent、Ciena、Cisco、Huawei、Infinera。これらのベンダは垂直統合であり、そのためスタンドアロンコンポーネントベンダが入り込めない。サービスプロバイダの言うところによれば、メトロ100G市場における数量が1年で増加する見込だ。これは、データセンタやインターネットコンテンツプロバイダが原動力になる」とSchmitt氏はコメントしている。