データセンタインタコネクト市場、2030年に217億ドル

December, 15, 2022, San Francisco--Grand View Researchのレポート「データセンタインタコネクト市場規模」によると、市場は、2022－2030年にCAGR 12.6%成長で2030年に217億ドルに達する見込である。
　データセンタプロバイダによる強調点、遅延、スループット、合理化された運用、インテリジェンス、セキュリティおよび保守が、予測期間に産業の成長を促進すると予想されている。ホップ数を減らす要求の増加、したがって、インターネットトラフィックのルーティングの間に障害発生点の削減が、予測期間に市場の要求を後押しすると予想されている。

COVID-19パンデミック中にOver-The-Top (OTT)サービス需要が増加した。また、企業等はリモートワークをサポートするためにクラウドコンピューティングやピュアコロケーションを選択した。これがDCIソリューションの成長原動力となっている。しかし、業界は、差し迫るDCIハードウエア不足に直面しなければならなかった。台湾、中国、メキシコ、マレーシア、USの様々な製造工場で生産活動が、一時的に中断されたからである。2021年、北米が業界で支配的であり、最大収益シェアを獲得した。

北米には、複数の主要通信会社、確立されたサプライヤ、様々なエンドユース産業や業種の既存プレイヤが存在する。APACは、予測期間に最速成長地域として登場すると予想されている。データセンタへの光トランスポートネットワーキング装置の導入、LHやメトロネットワークの継続的な展開が､APAC地域市場の成長に貢献すると見られている。

データセンタインタコネクト市場レポートのハイライト
・2021年、ハードウエアセグメントが、業界で優勢であり、最大収益シェアを獲得した。
・ソフトウエアセグメントは、予測期間に最速CAGRで成長する見込である。
･DCIソフトウエアソリューションによりオペレータは、DCI最適化パケット、セキュリティ、仮想化技術の最適組合せにより確実にデータセンタを結合する。これは、同セグメントの成長に貢献する。
・2021年、通信サービスプロバイダ(CSPs)セグメントが優勢であり、最大収益シェアを獲得した。
・CSPsは、積極投資をして、マネージドサービスを容易にするため、伸び続ける容量需要に対処する。
・さらに、CSPsは、マネージドDCIやクラウドインタコネクトサービスを重視しており、仮想プライベートクラウドサービスを提供するためのデータセンタ資産&中央局リソースも活用している。