3Q2022光トランスポート市場、6%減

November, 30, 2022, Redwood City--DellOro Groupのレポートによると、2022年第3四半期光トランスポート装置収益は、前年比6%減となった。コンポーネント供給が引き続き、光装置市場の成長潜在力を圧迫している。

「この市場収益下降の主犯は、最終製品を作るために必要なコンポーネントの供給不足だ」とDellOro GroupのVP、Jimmy Yuは指摘している。「光ベンダは、増え続ける受注残を抱えている。DWDM装置需要は高くなっているからだ。しかし、1、2のコンポーネントが不足していると完成システムを出荷できない。市場収益を下げているもう1つの要因は、USドルが強くなっていることだ。市場収益はUSドルベースなので、ヨーロッパやアジアでのほとんどの販売は、より少ないドル換算となり、レポートされた市場規模は減少する」(Yu)。

3Q2022光トランスポート四半期レポートのハイライト
・WDM装置市場全体は、長距離とメトロシステムで構成されており、今期の落ち込みは前年比5%減。しかし、恒常通貨ベースでは、市場収益は同時期に0～1%成長している。
・地域では、北米がわずかにプラス、一方ヨーロッパは最高下落率だった。ヨーロッパ地域の収益落ち込みには2つの要因がある。1)ユーロ通貨のUSドルへの低換算、2)ロシア－ウクライナ戦争を原因とする需要の下降