エッジデータセンタ成長、テレコムサーバ市場は2026年に140億ドルに

November, 7, 2022, Redwood City--DellOro Groupのレポート「テレコムサーバ」によると、テレコムサーバ市場の商機は、2026年に140億ドルに達する見込である。エッジデータセンタが、テレコムサーバ市場成長のほとんどを占める。

「データセンタITとテレコムネットワークインフラストラクチャは、近年、集中してきている。サービスプロバイダは、モバイルコアネットワークで独自のハードウエアアーキテクチャを持つ専用機器を商用オフザシェルフ(COTS)ハードウエアで置き換えつつある。目的は様々なネットワーク機能の仮想化である」とDellOro Groupのリサーチディレクタ、Baron Fungは指摘している。「ネットワーク機能仮想化は、ネットワークサービスの専用、つまり独自のハードウエアの代わりに、より安価な商用COTSハードウエアを利用することでCAPEX削減を可能にする。さらに、マルチアクセスエッジコンピューティング(MEC)の形で、新しいクラスの遅延に敏感なアプリケーション、Open RANの形で無線アクセスネットワーク(RAN)でベースバンド機能の仮想化が、ネットワークエッジにある新しいクラスのサーバの爆発的成長に道を開く」と同氏は説明している。

レポートの要点
・ブロードバンドアクセス、MEC、RANは、まだ初期段階ではあるが、エッジ利用ケースが、予測期間に､サーバ収益でCAGR 50%を超える見込である。
・サーバフォームファクタとベンダエコシステムは、主流採用に先立ち、さらなる開発が必要。
・選択された通信ワークロードは、パブリッククラウドへ移行しそうである。