June, 6, 2022, Northbrook--マーケッツ&マーケッツ(MarketsandMarkets)のレポート「光通信&ネットワーキング装置市場、コンポーネント(ファイバ、トランシーバ、スイッチ)、技術(WDM、ファイバチャネル)、アプリケーション(テレコム、データセンタ、エンタプライズ)、データレート、業種と地域、2027までのグローバル予測」によると、2022年の市場は推定で242億ドル、予測期間にCAGR 8.6%成長で、2027年に366億ドルに達する見込である。
世界的なクラウドベースおよび仮想化サービスの採用増、開発途上経済における通信インフラストラクチャの拡大が、光通信&ネットワーキングの成長を後押しする主因。
アプリケーション:光通信&ネットワーキング装置における データセンタアプリケーションが、2021年市場の成長を牽引
データセンタアプリケーションは、2021年に光通信&ネットワーキング装置市場で最大シェアだった。この市場の成長は、クラウドストレージへの移行、マシンラーニング、人工知能、ディープラーニングを含む技術開発増などの要因による。これらは、ネットワークでデータトラフィックを増やし、それが効率的なデータ通信のための高いデータレートのトランシーバ、スイッチ、増幅器の需要を作り出す。また、Google、Amazon、Microsoftなどの主要クラウドサービスプロバイダは、データセンタに高データレートトランシーバを導入している。
WDM技術の技術エリア増が光通信とネットワーキング装置の需要を加速
WDM技術ベース光通信とネットワーキング装置は、2021年に最大市場シェア~69%だった。ROADMベースWDMネットワーキングソリューションの開発は、世界の光ネットワーキングと通信市場における新興トレンドの一つ。WDM技術成長の主因は、広帯域化、簡単構成、セキュリティ向上、デュプレクス伝送。これによりWDM技術は、予測期間に引き続き最大市場シェアを占めると期待されている。
APACが予測期間に最速成長市場の見込
APACは、予測期間に最高CAGR~11%成長が見込まれている。APAC地域は、スマートフォン、ラップトップ、TVs、様々な他のデータ生成デバイスの世界最大の生成、消費者である。これは、同地域の高いインターネット需要につながり、したがって光通信とネットワーキング装置市場の成長原動力となっている。加えて、コンピューティングアプリケーション需要の成長、コンパクトでエネルギー効率の優れたモジュールの需要増が、市場の成長を後押しする。市場は、増加する5Gネットワーク重視、高データ転送能力需要の増からも恩恵を受ける。