EO/IRジンバル市場､2030年に21億ドル

May, 18, 2022, Portland--Allied Market Researchのレポート｢EO/IRジンバル市場｣によると､EO/IRジンバル市場規模は､2020年に6億490万ドル､2021-2030年にCAGR 13.3%成長で2030年に21億ドルに達する見込である｡

EO/IRカメラシステムは､無人航空機(UAVs)､ドローン､USVsやUGVsを含む無人機､固定サイト導入に使用されている｡EO/IRジンバルは､マルチロータ､固定翼&ハイブリッドUAVs､軽航空機､およびバルーンなどの無人航空プラットフォームに最適である｡ジンバルシステムは､主に探査､観察､陸や海の追跡に使用される｡これは､航空写真､飛行ナビゲーション､偵察､その他の要求を満たすことができる｡加えて､これらのジンバルは､小型&軽量､ワイヤレスデジタル転送､昼夜監視のためのHD+IRデュアルセンサ､コンパクト構造､高い適応性､低消費電力､高いコスト効率を含め､様々な特徴を備えている｡

EO/IRジンバル市場の成長は､インテリジェントセンサ､照準器､対応策､偵察の要求増が主因｡しかし､類似分野での新たなアップグレードされた技術が､市場の成長を妨げる｡EO/IRジンバルの目立つ特徴の中には､対象追跡､リアルタイムビジオ安定化､ナビゲーション､オンボードビデオエンコーディング､揺れ防止､GEO-ロックがある｡

2021年5月､Teledyne Technologies はFLIR Systems, Inc.,を買収した｡狙いは､高度なターゲティングソリューションを提供すること｡Teledyneは､FLIRが提供するサービスとソリューションで構成されるデジタルイメージングという新しい部門の設立に成功した｡

EO/IRジンバル市場分析は､製品タイプ､最終利用､地域に分けられている｡製品タイプでは､市場は2-軸EO/IRジンバルと3-軸EO/IRジンバルに二分されている｡最終利用では､UAV/UAS､防衛､海上､法執行機関､その他に分けられている｡地域では､市場シェアは､米国全体と世界の他の地域で分析されている｡

調査の要点
･防衛が主要エンドユーザとなる見込｡
･米国が､予測期間に最高成長率と予想されている｡
･製品タイプでは､2020年3軸EO/IRジンバルセグメントが最高収益､今後は最高成長率が予測されている｡
･地域では､EO/IRジンバル市場は､米国優勢だった｡