メタバース市場規模､2028年に5000億ドル超

May, 6, 2022, Delaware--Global Market Insightsのレポートによると､メタバース市場規模は､2028年に5000億ドル超える見込である｡
　仮想化技術の採用増がメタバース産業の成長を刺激している｡インフラストラクチャコストの最小化ニーズの増加､自動化&仮想化仕事場提供が､仮想化技術の採用を促進している｡大手もSMEsの両方とも仮想ソリューションを利用して､IT､ネットワーク､仕事場アプリケーションに対処している｡仮想プラットフォームの利用により企業は､Time to Market､財政支出を減らすことができる｡企業は､先進的仮想プラットフォームを大々的に開発している｡

拡張&仮想現実の成長トレンド
　AR/VRヘッドセットセグメントは､手頃な価格のVRデバイスが入手できるようになったことで､2028年までに45%を超える利益増になる見込みである｡さらに､インド､日本､中国などの開発途上国における5Gの早期採用が､市場に十分な成長機会をもたらしている｡

世界的にスマートフォンの普及増
　モバイルプラットフォームセグメントは､2021年にメタバース市場シェア35%だった｡コンシューマは､オンラインショッピング､ゲーミング､様々な他の活動にますますスマートフォンを使うようになってきている｡デスクトップに続いて､モバイルもメタバース接続の最も人気のある媒体になりつつある｡さらに､モバイルゲームが､アクティビティフィード､ゲーム内チャット､プッシュ通知､ガイドなどの社会的機能を実装して､ユーザエクスペリアンスを強化している｡社会的機能を備えた人気のモバイルゲームの中には､Fortnite、Clash of Clans、Minecraftなどがある｡

フィンテック業界でブロックチェーン技術採用増
　資産マーケットプレイスは､2028年まで成長率は約45%と見られている｡これはNFTs､ビットコイン､暗号通貨のトレンド増によるものである｡それがサポートしているのは､アバター､デジタルランドやデジタル世界の他のコンポーネントの取引&トークン化｡これらのソリューションは､相互作用､個人化UI､など複数の利点を提供し､メンテナンス､アップグレードサービスなどを提供する｡

メタバース市場収益を増やすソーシャルメディアの利用増
　ソーシャルメディアアプリケーションセグメントは､2028年までCAGR 40%程度で成長する見込である｡市場要求は､インターネットの普及増､顧客の社会的相互作用改善の必要性増が原因｡Meta Platform Inc.、Snap Inc.など､様々なソーシャルメディア会社が､顧客サービス改善のために､ますますメタバース技術を使うようになっている｡

APACで5Gネットワークの普及増
　APACメタバース市場は､2028年までに収益1450億ドルを生み出すと予測されている｡同地域における進む技術的進歩､AR､VR&5G技術の採用増が産業推進力となっている｡例えば､Ericsson Mobility発表のレポートによると､インドにおける5Gモバイル加入は､2027年までに5億以上に達する見込である｡APACは､IoT技術にとっては､大きな利益が出る市場｡これは､中国､韓国､インドを含む国々で､都市インフラストラクチャの大規模デジタル化に向けた多くの政府構想によるものである｡
(詳細は､https://www.gminsights.com/)