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Seoul Semi、Toshiba MaterialsからSunLike LED技術の特許・事業権譲渡

September, 6, 2021, 韓国安山市--LED専業メーカーのSeoul Semiconductor Co., Ltd. (ソウル半導体)は、SunLike(サンライク)技術を共同開発した東芝マテリアル株式会社からのSunLike LED技術の特許権および事業権の譲渡が完了したことで、24時間周期の人間の自然な生体リズムに最適化されたSunLike自然太陽光スペ0クトルLED技術の事業拡大を見込んでいると発表した。
 世界のLED照明機器の販売市場は、現時点で50億米ドルと見積もられてい.る。

ソウル半導体と東芝マテリアルは、2017年にSunLikeの開発・発売に共同で携わっており、安定した生産・販売をさらに拡大するための投資が必要となっていた。SunLike事業の意思決定スピードと業務効率を改善するため、両社の間で過去2年間にわたって継続的に協議を行った結果、ソウル半導体は太陽光に最も近い光であるSunLike関連の技術・特許・商標などをすべて取得した。さらに社内体制の強化を図り、9月から販売の拡大に向けての活動を開始する。

SunLikeは、太陽光スペクトル(赤、橙、黄、青、紺などのすべての自然色)曲線を再現するLED技術。これは自然光と同じ波長を取り入れることで、人間のサーカディアンリズムに最適化した新しい概念の光源。人間の1日サイクル(体内時計)と太陽のサイクル(24時間周期)は異なる。太陽光が1日の始まりを初期化して、人体の日周リズムをリセットすることで、良好な健康・睡眠・記憶を実現する。

2017年のノーベル生理学・医学賞は、サーカディアンリズムを解明した3人の博士に授与された。多くの照明機器企業が「人間中心の照明」(HCL)として宣伝している製品のスペクトルは、単に青色光のピークを下げているだけだが、SunLikeは太陽光スペクトルに最も近い光を取り入れている。ソウル半導体は過去3年間にわたり、SunLike技術を搭載した照明機器の使用に関して、米国・欧州・韓国で記憶と学習の比較実験を、シンガポールで近視予防の実験を行った。結果は、CES 2022で発表される。