August, 10, 2021, 東京--古河電気工業株式会社(古河電工)は、一般社団法人レーザ加工学会より「2020年度レーザ加工学会誌ベストオーサー賞」を受賞した。この賞は、2020年度レーザ加工学会誌に掲載された記事の中から選考され、レーザ加工の発展向上に資する論文記事の著者へ与えられるものである。
古河電工は産業用高出力ファイバレーザの応用技術開発に積極的に取り組んでおり、ユーザの課題を解決する溶接技術やモニタリング技術を実用化してきた。受賞した「ハイパワー領域に適用可能なビームモード制御と加工技術の開発」は、同社ファイバレーザの高いビーム品質を活かしたままレーザビーム集光点のビーム強度分布を任意の形状に制御することで、鉄、銅、アルミニウム等の種々の金属に対して溶接欠陥の発生を大幅に抑制することができる。自動車用鋼板、電動車の主要部品であるリチウムイオン電池、モータ、インバータ等の様々な溶接用途にも適用できることから、レーザ溶接を導入しているレーザ加工学会誌の読者にとって有益な文献であると評価され、「2020年度レーザ加工学会誌ベストオーサー賞」を受賞した。
(詳細は、https://www.furukawa.co.jp)