Business/Market 詳細

凸版印刷、ブルックマンテクノロジを子会社化

March, 18, 2021, 東京--凸版印刷株式会社(凸版印刷)は、CMOSイメージセンサの開発・販売を行う静岡大学発のベンチャー企業、株式会社ブルックマンテクノロジ(ブルックマンテクノロジ)の発行済み株式の89.1%を取得し、2021年3月中に子会社化の手続きを完了する予定。

 ブルックマンテクノロジとは2017年に資本業務提携を行い、3Dイメージセンシング領域の研究・開発を共同で進めてきた。今回の子会社化により、今まで以上に連携を強化し、今後市場拡大が予想される3Dイメージセンシング市場への本格参入を目指す。

 近年、スマートフォンやゲーム機の高機能化や、産業用の自律自走ロボットなどの普及に伴い、周辺情報を三次元的に収集できる3Dセンサの市場拡大が期待されている。特にToF(Time of Flight)方式の3D距離画像センサは、近年の技術開発の進展に伴い、小型かつ低消費電力という特徴から多くの機器デバイスで採用が進んでいる。
 凸版印刷は、ブルックマンテクノロジの持つ独自のToFセンサ設計技術である、高速撮像性/長距離測定性/外乱耐性を活用し、「外で使いにくい」「残像が発生する」などの、3Dセンサ普及の課題を克服した実用性の高いToFセンサを開発し、3Dイメージセンシング市場へ本格参入を目指す。

(詳細は、https://www.toppan.co.jp/)