January, 26, 2021, Boston--Cignal AIの「トランスポートアプリケーションレポート」によると、世界のコンパクトモジュラー収益は、2020年第3四半期(3Q20)に前年比24%の成長、全光市場の成長はわずか7%だった。同社は、「コンパクトモジュラー」をオープンおよびディスアグリゲートネットワーク用に設計されたスモールフォームファクタ光ハードウエアと定義している。
Cignal AIリードアナリスト、Scott Wilkinsonは、「コンパクトモジュラーは、幅広いネットワークアプリケーションやオペレータに人気が出てきている。クラウドやコロケーションの外でディスアグリゲーションの採用が続いているからである。過去2四半期、市場はAPACで驚くべき成長を見せ、現在同地域の販売は、EMEAの販売に近づきつつある」と分析している。
一方、400ZR市場が始まっており、3Q20にテストと評価用に数100のモジュールが出荷されている。「400ZR需要経路は、力強く、オペレータは、プロトタイプを評価している。Acaciaは、Amazon AWSの大規模構築により、大成功の四半期だった」とCignal AIのディレクティングアナリスト、Andrew Schmittはコメントしている。
調査の要点
・Cienaは、光販売全体で横ばいの四半期と報告しているが、同社のコンパクトモジュラー販売は前年比18%の成長、また同社は大差で市場トップを維持した。
・APACにおけるコンパクトモジュラー販売は、今期75%以上の成長だった。Huawei(主に中国)、富士通(日本)およびNokiaの全てが、同地域での販売が倍増以上だった。
・パケット-OTN装置の前年比販売は、今期APACだけで成長、北米での販売は、25%を超える下落。
・全般的なコンパクトモジュラー販売の成長は、4Q20に低い一桁に減速すると予想されている。特に北米でCAPEX予算が消えるからである。
・プラガブルコヒレントオプティクスは、2024年までにはハイパフォーマンス光市場の40%を占めると予想されている。
・固定400 Gbps+コヒレントポートは前期比65%増、今期は35000ポートを越えた。
(詳細は、https://cignal.ai/)