June, 10, 2014, Washington--企業は世界中の従業員の接続ではデータネットワークに依存しており、至る所で一貫したエンドユーザエクスペリアンスがますます必要になってきている。
この要求に応えるためにキャリアは、Ethernetポートフォリオの地域的な利用性を拡大する方向に投資している。TeleGeographyの「Ethernet価格設定サービス」最新データによると、Ethernetサービスの利用性は世界中で拡大しており、価格下落が加速している。2013年上半期(1H13)から2014年上半期(1H14)の間に、100Mbps P2P Ethernet over MPLS(EoMPLS)スードワイヤの月額リース中間価格は平均44%下落した。1H11からでは、年に26%下落している。
キャリアのオンネットEoMPLSカバレッジは昨年ラテンアメリカで17%、アジアで10%増加しているので、価格下落が加速していることになる。ブエノスアイレスとマイアミ間、1H13~1H14の100Mbps EoMPLSスードワイヤの価格は39%下落して5321ドル、一方、香港-東京の100Mbps EoMPLS中間価格は46%下落して月額4200ドル。比較すると、過去3年でこれらのルートの100Mbps価格は、それぞれ年率28%、27%の下落となり、やや緩やかになっている。
ヨーロッパとUSでも価格は激しく落ち込んでいる。これらの地域ではキャリアのオンネットEoMPLSカバレッジは、それぞれ10%、12%拡大。ロサンジェルス-ニューヨーク間の100Mbps EoMPLS中間価格は、1H13~1H14に49%下落、943ドルになった。過去3年の年あたりの下落率20%を大きく上回っている。同様にして、フランクフルト-ロンドンの100Mbpsスードワイヤ月あたりの中間価格は昨年29%下落して725ドルになった。過去3年では年率19%の下落だった。
TeleGeographyのアナリスト、Brianna Boudreau氏は、「サービスアベイラビリティ(SA)は引き続き拡大しているので、利用者はさらなる価格下落が期待できる」と分析している。