November, 16, 2020, 東京--Hitachi High-Tech Corporationは、VLC Photonics S.L. (VLC)が日立ハイテクの子会社となり、広範な提供品の一環としてフォトニック集積回路(PIC)エンジニアリングサービスの提供を継続すると発表した。
PICsは、光機能が、シリコン、InP、SiNなどのウエファ材料に集積されたデバイスであり、直接のアプリケーションは光通信用トランシーバにある。
最近、インターネットトラフィックが急増を続けている。ソーシャルメディア、ビデオストリーミングサービス、在宅勤務、IoT、経済や環境の全般的デジタル化が原因である。
光通信市場では、高速化と広帯域化が、この伸び続ける需要に応えるために必要とされている。一方、需要増に伴い、市場は消費電力問題、サイズ、コスト削減、製造拡大の問題にも対処しなければならなかった。フォトニック集積は、個別部品から光システムを組み立てる従来的なアプローチよりも、包括的に、これらすべての要件に対処する手段を提供するものである。
光通信産業にコンポーネントやサービスを長期的に提供している日立ハイテクは、高集積とイノベーションに対する顧客のニーズ増を認識している。PIC設計、テスト、エンジニアリングサービスの傑出した独立系プロバイダとしてVLCは、好位置にある。日立ハイテクは、それを利用して同社既存顧客の新たな要求に応えることができる。新サービス提供のための基盤開発にも役立てることができる。
光通信市場の他にPICsは、多くの産業分野でも重要なプラットフォーム技術になっている。例えば、自動車センシング、環境試験、ヘルスサイエンス、量子技術である。
将来的に、日立ハイテクは、一層完璧なワンストップサービスを提供するだけでなく、エンジニアリングサービスも提供する。これらは、両社の強みを活用して顧客の問題を解決し、自社事業拡大に貢献する。
(詳細は、http://www.vlcphotonics.com/)