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組込ディスプレイ市場、2025年に244億ドル

October, 9, 2020, Northbrook--マーケッツ&マーケッツ(MarketsandMarkets)のレポート「COVID-19影響下の組込ディスプレイ市場、技術(LCD、LED、OLEDとその他)、タイプ、デバイス、アプリケーション(自動車ディスプレイ、フィットネスデバイス、ウエアラブル、ホームオートメーション、HVACシステム)、地域、2025年までのグローバル予測」によると、市場は2020年に177億ドル、2020-2025にCAGR 6.9%成長で2025年には244億ドルに達する見込である。
 この市場の成長を後押しする主因は、組込デイスプレイインタフェース技術の進歩、COVID-19のために様々な産業でオートメーション採用が加速していること。さらに、世界的にインタラクティブディスプレイとデジタルサイネージの需要増が、市場の成長で重要な役割を担っている。

予測期間にポータブルデバイスセグメントが高いCAGRで成長
組込デイスプレイ市場のポータブルデバイスセグメントは、デバイスタイプでは、予測期間に高いCAGRが見込まれている。このセグメントの成長は、ポータブルデバイスが提供する多くの利点によるものである。それらは、マルチタッチパネルオプションであり、これにより高度なインタラクティブとなっており、取扱も利用もしやすくなっている。ポータブルデバイスは、POS装置、ウエアラブル、スマートティスプレイデバイス、ディスプレイモニタ、HMI、医療機器などで利用される。進行中のIoT商用化が、予測期間にポータブルデバイスの需要を押し上げると見られている。

電子、ハイブリッド、半自律車輌の消費需要増加が自動車ディスプレイ需要を促進
 アプリケーションでは、組込ディスプレイ市場の自動車ディスプレイセグメントは、2025年に最大市場シェアとなる見込である。電子、ハイブリッド、半自律車輌に対する消費需要の増加が、自動車組込ディスプレイ市場成長にプラスの影響を与えると予測されている。複数の自動車メーカーが、ユーザに直感的なドライビングエクスペリアンスを提供しようと取り組んでおり、また車輌にデジタル自動車接続機能の組込みにも取り組んでいる。これは、デジタル機器クラスタ、中央スタックシステム、HUD、ナビゲーションシステム、後部座席エンタテーメントスクリーンで利用される自動車ディスプレイ需要を促進すると予測されている。

2025年北米が組込ディスプレイの最大シェア
 北米は、2025年組込ディスプレイ市場で最大シェアを占めると予測されている。製造やアセンブリの自動化需要増、様々な産業のサプライチェーン運用の自動化要求の増加が、多様なアプリケーションで組込ディスプレイを装備したスマートシステム採用を後押しすると見られている。北米における組込ティスプレイ市場の成長は、スマートホーム、スマートビルディングの需要増によるものである。これらは、この地域のスマートシティの発展につながる。同地域の様々な諸国政府による多様な政策が、北米におけるスマートシティの発展をさらに加速する。こうした発展は、さらにホームオートメーション需要を促進する。これらの発展の全てが、北米における組込ディスプレイ市場の成長を促進する。