September, 16, 2020, Taipei--2020年初め、TrendForceは、今年3Dセンシングソリューションを備えたハイエンドスマートフォンモデルが10以上発売されると予測していた。これは、3DセンシングVCSEL市場を14億400万ドルに押し上げる。
しかし、COVID-19パンデミックが世界のスマートフォン出荷の勢いを殺いだ。またインドの消費者市場は、エントリーレベルおよび中間レベルのスマートフォンモデルで強力な需要を示しており、スマートフォンブランドベンダは、ハイエンドモデルへの3Dセンシングソリューション組込みをペースダウンした。TrendForceは、予測を見直しており、3D VCSEL(スマートフォンとタブレットを含むモバイル機器向け)収益は2020年に12億700万ドルまで落ち込むと見ている。これは前年比12%増である。
TrendForceアナリスト、Joanne Wuによると、3Dセンシング機能はフラッグシップモデルの不可欠の部分となっている。スマートフォンブランドベンダが、この製品セグメントでスペック競争に従事しているからである。3Dセンシングは、主にリアカメラに組みこまれている。その主要アプリケーションは、測距、背景のボケ、3D物体検知、空間モデリングおよび拡張現実(AR)。将来、3Dセンシング機能は、5G接続と組み合わされる。したがってハイエンドモデルの標準機能になる。3DセンシングVCSELの市場規模は、2021年に18億4200万ドル、前年比53%増となる見込みである。
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