COVID-19の影響下､ロボット､マシンビジョン市場調査

September, 4, 2020, Ann Arbor--the Association for Advancing Automation (A3)とITR Economics は「世界経済と自動化展望」を発表した。COVID-19の影響を反映する最近の市場データに基づいて累積アップデートと2021年の予測を提供しいる。A3統計は、ロボット、マシンビジョン、モーションコントロール市場のすべてが、2020年上半期、前年同期比で縮小していることを示した。

ロボット
A3 ViP、Membership & Business Intelligence、Alex Shikanyは、「われわれの業界がCOVID-19、サプライチェーンの重圧、現在の状況による全般的な経済不確定性の影響を受けていることは明らかである」と語っている。「こうした困難を反映する数字にも関わらず、われわれの最新市場調査から、次の6カ月で得られるものについて楽観的であることがわかる」。

北米ロボット市場は、受注13524ユニット、2019年同期比で18%減。受注収益総額は7億1600万ドル、これも2019年上半期比で18%減。

「全般的な収縮にもかかわらず、業界で2つのブライトスポットは、ライフサイエンス(+97%)とプラスチック&ゴム(+49%)である」とShikanyはコメントしている。

A3の最近のロボット産業メンバー調査は、今後については楽観主義を示すものだった。次の6カ月に販売に起こることを聞かれて、回答者の36%は中程度の増加(1～10％)、22％は、大きく上昇(10％以上)と考えている。回答者の19％は、さらに落ち込むと見ており、販売は横ばいと見ているの回答者は23％だった。

マシンビジョン
北米マシンビジョン市場も1年前の水準以下であり、8％減で13億ドルとなる見込みである。

マシンビジョンコンポーネントは、カメラ、照明、オプティクス、イメージングボードとソフトウエアで構成されている。これら全体で9％減、1憶7400万ドルと予測されている。マシンビジョンシステム、アプリケーション特化マシンビジョン(ASMV)とスマートカメラを含め、8％減で、11億ドルとの予想。

次の6カ月については、A3ビジョンとイメージングメンバーは、同様に楽観的であり、42％が、販売はほどほどの増加(1～10％)、販売が大幅増(10％以上)と考えているメンバーは17％。ビジョン回答者の多く(27％)は、販売はさらに落ち込むと見ているが、15％は、横ばいと見ている。

モーションコントロール
モーションコントロールとモータ市場の受注収益はは、2020年上半期で16億6900万ドル、前年比で6％減。

全製品カテゴリ(モーションコントローラ、ACドライブ、モータ、アクチュエータ、センサおよびサポートを含む)が、前年比で収益減を経験した。エレクトロニクスドライブは、増加した唯一のカテゴリで、1％増、2憶5100ドルだった。

A3モーションコントロールとモータメンバからの調査データは、今後6カ月で49％が適度の増加を期待していることを示している。しかし、大幅増を見込みんでいメンバーは6％に過ぎない。モーションコントロールとモータ回答者は、次の2四半期についてはあまり楽観的ではなく、32％がさらなる落ち込みを見込んでいる。市場が横ばいと見ているメンバーはわずか13％である。

(詳細は、https://www.visiononline.org)