June, 15, 2020, 東京--NECは、日本、中国、香港、フィリピン、タイ、シンガポール、ベトナムを結ぶ大容量光海底ケーブル敷設プロジェクト「Asia Direct Cable(ADC)」のシステム供給契約を締結した。契約先はソフトバンク株式会社を含むグローバル通信事業者などからなるコンソーシアム。ADCケーブルは2022年末に完成予定。
ADCは総延長距離約9,400kmの光海底ケーブルで、最新の光波長多重伝送方式を採用し、設計容量は140Tbps以上。
ADCケーブルの敷設により、5Gをはじめ、クラウドサービス、IoT(Internet of Things)、AIなどにより増加する東南アジア・東アジア間の通信需要の増加に対応する。また最新の光伝送技術を活用することで、アジア地域のネットワークの冗長性の確保、高信頼な通信の実現、回線需要変化への柔軟な対応にも貢献することが期待される。
日本で唯一、深海8,000メートルの水圧に耐えられる光海底ケーブルを製造可能なNECの子会社である株式会社OCC(注2)が、海底ケーブルの製造を担当している。
(詳細は、https://jpn.nec.com)