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フレキシブルディスプレイ市場、2025年に392億ドル

December, 10, 2019, San Francisco--Grand View Research, Inc.の調査によると、世界のフレキシブルディスプレイ市場規模は、予測期間にCAGR 28.1%成長で、2025年に391億9000万ドルに達する見込である。
 可搬電子機器の普及増が、この成長を牽引する主因。フレキシブルディスプレイは、軽量、省エネ、破損耐性であり、これが、スマートフォンメーカーによる採用を促進している。
 コンシューマエレクトロニクス、ウエアラブルデバイス、曲げられるTVs、折り畳み可能ラップトップなどの販売増が、予測期間にフレキシブルディスプレイ需要を急速に押し上げると見られている。さらに、OLEDの製造プロセスの技術的進歩が、過去数年で需要を急増させた。

調査の要点
・OLEDディスプレイセグメントは、2025年までに20.0%を超えるCAGRが見込まれている。OLED技術採用急増は、スタック構造なしでフルレンジ画像を再現できるためであり、したがって画像品質が完全なままに保たれる。このセグメントの成長にとって、これはよい前兆である。
・プラスチック材料セグメントは、2018年の金額では、全市場シェアの2/3以上を占め、2019-2025年に22.0%を超えるCAGRで拡大する見込みである。その優位性は、サイズと形状の割には、主に耐久性と柔軟性などの特徴によるものである。
・スマートフォンアプリケーションセグメントは、予測期間にCAGR 25%で拡大する見込み。フレキシブルディスプレイは、軽量で破損耐性があり、したがって需要を促進すると見られている。
・アジアパシフィックは、今後大きく成長する見込みである。コンパクトで軽量な電子機器需要が段階的に増加するとともに膨大なコンシューマエレクトロニクスメーカー基盤が存在するためである。
・フレキシブルディスプレイ市場は、確立されたプレイヤとの熾烈な競争に特徴づけられる。
 これらのプレイヤは、フレキシブルディスプレイで使用するためのコスト効率の優れた材料基板開発でR&Dに巨額投資を行っている。
(詳細は、https://www.grandviewresearch.com/)