May, 14, 2014, Singapore--中国のハードウエアベンダ、ファーウェイ(Huawei)は、5月に入って400G関連の成果を2件発表した。1つは、タタコミュニケーションズ(Tata Communications)、ファーウェイ、ファーウェイマリーンが共同で行ったトライアル。6000kmを超える海底ネットワークで400Gフィールドトライアルに成功したと発表している。
ファーウェイとファーウェイマリーンの技術ソリューションは、変調方式としてDC-PDM-QPSK、FTN(Faster-Than-Nyquist)補償とリカバリーアルゴリズム、独自のクロックリカバリ技術、軟判定フォワードエラーコレクション(SD-FEC)技術を採用し、高速信号歪と不安定なクロックの問題に対処した。このような先端技術の利用は、顧客ニーズに応えるために両社がR&Dに積極投資していることを示すものである、と両社は説明している。
もう1件は、ノルウェーのBroadnetと共同発表した、400G技術を商用で採用するヨーロッパ最大のIPコアネットワーク構築契約。この契約に関連してファーウェイ テクノロジーズ ノルウェーのCEO、Eric Zhang氏は、「当社はブロードネットと共同でヨーロッパ最大の商用400G対応IPコアネットワークを導入する。併せて、400G技術を業界に普及させる」とコメントしている。
Huawei NE5000E 400Gコアルータは、サブカードが柔軟に挿抜できるようになっており、100GE、40GE、10GEボードの柔軟な組み合わせをサポートしている。各スロットあたりテラビットレベルの容量にスムースに拡張できるので、ビットあたりの帯域コストを抑制できる。
ファーウェイによると、同社は商用400Gネットワーク導入で世界的に先行しており、現在までに導入した商用400Gネットワークは60を超える。