November, 13, 2019, San Francisco--Grand View Research, Inc.の調査によると、世界の拡張現実(AR)ヘッドセット市場規模は、2025年までに784億7000万ドルに達する見込である。2019-2025年、CAGR 73.8%成長と予測されている。
没入体験の上昇トレンドが、企業、コンシューマの間でARヘッドセットの普及を促進している。さらにIoT、ウエアラブルデバイスとAR技術の融合が、市場成長を早めると予想されている。その上、様々な産業でヘッドセットを使用したオペレーション、ナビゲーション、在庫管理が需要を促進している。
ARヘッドセットの需要は、スマートグラスやウエアラブルレンズの導入により堅調な上昇を示している。特にエンタテーメント産業からである。R&D、手術、ナビゲーション、製品広告、多様な産業でのプロモーションなどのアプリケーション領域での堅調な上昇は、市場の成長にとって良い前兆と見なされている。ARグラス、ヘッドセットの需要は、利用できるARコンテンツ、アプリからの3Dオブジェクトの検出、視聴の要求上昇で増加している。例えば、追加製品情報や様々な環境条件の付属品の表示は、ヘッドマウントヘッドセット、ARグラスを利用して体験できる。
調査レポートの要点
・繋留ヘッドセット製品タイプは、予測期間にCAGR 74.4%で拡大することが予想されている。
・スマートフォン対応ヘッドセットタイプは、予測期間に最高CAGRで拡大する見込である。
・エンタプライズアプリケーション分野は、2018年の市場シェアが84.5%を超えた。R&D、遠隔協調作業、製造や建設業におけるMROサービス向けARヘッドセットの利用は、予測期間に市場を上昇傾向にとどめる。
・北米が2018年、ARヘッドセット市場で優位を占めた。この優位性は予測期間に継続すると見られている。これは、AR投資の増加と主要メーカーの存在によるものである。
・APACは、予測期間に相対的に成長率が高いと予測されている。これは、特に中国、インド、日本においてARサプライの存在が増加し、投資が増えるためである。
・主要市場参加者は、Google LLC, Magic Leap, Microsoft, VUZIX, Seiko Epson Corporation, Osterhout Design Group, Kopin Corporation and Sony。プレイヤは、市場ポジショニング強化のために、プロトタイプの開発、製品イノベーション、戦略的提携に取り組んでいる。
(詳細は、https://www.grandviewresearch.com/)