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顧客の600G評価にともないコンパクトモジュラー市場減速

September, 30, 2019, Boston--Cignal AIによると、コンパクトモジュラー光トランスポートプラットフォームの販売が今年第2四半期中に減速した、ただし市場リーダーCienaは大きく成長している。新しい600Gプラットフォームの製品出荷は、増加までには時間がかかっている。これは、オペレーターによる次世代ソリューションの評価に時間がかかっているからである。その結果、Cignal AIは、2019コンパクトモジュラー販売予測全体を下げた。
 モジュラー装置の展望は、確実である。特に北米とEMEAでは成長が力強い。既存オペレーターとクラウド&コロオペレーターが、ディスアグリゲートネットワークの利用を拡大するからである。コンパクトモジュラーは、市場でのパーセンテージを広げる、オペレーターが2022/2023にIP over DWDMへ移行するためである。
 「ディスアグリゲートネットワークへの移行は続く、コンパクトモジュラー光プラットフォームは、そのネットワーク設計の中心部になる。600Gプラットフォームの発表は予想以上に時間がかかっているが、Cisco、Infineraおよび他社からのNELとAcaciaベースのシステムは、第3四半期に収益を増やすことになり、成長軌道への回帰をリードする」とCignal AIの光ハードウエア担当主席アナリスト、Scott Wilkinsonは分析している。
 Cignal AIの2Q19光アプリケーションレポートは、市場シェアの詳細を伝えており、3つの主要市場、コンパクトモジュラー装置、先進的パケット-OTNスイッチングハードウエアとマルチスピード100G+コヒーレントWDMポート出荷に関して、2023年までを予測している。

レポートの要点
・Cienaがコンパクトモジュラー市場でリーダーシップを維持、Q2で成長した唯一のベンダーだった。他のベンダーは、顧客の400G+コヒーレント技術移行の只中にある。
・Ciscoは、今期、Acaciaベースのコンパクトモジュラーシステムからの形ばかりの収益を認めた。CiscoとInfineraは、第3四半期に400Gbps+で大きな収益を見込んでいる。
・パケット-OTN販売はAPACで減速したが、これは永続的なトレンドではない。Q2の販売成長減速は、インドの既存キャリアの晩発需要によるものである。この地域は、パケット-OTNの最大市場である。
・過去12ヶ月でほぼ50万のコヒーレントポートが出荷された、大半は上位5ベンダーからのものである。2019年中、数量は継続して激増する。中国ベンダーからの健全な出荷も含まれる。
・2019年、最新のコヒーレント技術の導入により、長距離WDM市場は成長している。メトロの成長は1年を通して続いている。高いボーレートオプティクスからの価格競争圧力は遅れている。
(詳細は、https://cignal.ai/)